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天覧神楽 | 光日子
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複数エディション / FINE ART PRINT

天覧神楽Tenran Kagura

贈る場面旅立ち・新天地へのお引越し、新車の納車など、「道」の節目の贈り物に
入学・就職・独立など、新しい道へ踏み出す方へ
和食店・旅館・料亭など、お客様を迎える和の空間に
制作年
2026年
題材
猿田彦大神(さるたひこのおおかみ)
作品サイズ
A3サイズ / 420 × 297 mm
技法
デジタル絵画(iPadにて制作)
種別
複数エディション(ジクレー印刷の額装プリント)
額装サイズ
縦492 × 横369 mm / ゴールドの額縁・UVカットアクリル
SHOPページはこちらA3ジークレー額装作品
The Story Behind

天孫ニニギノミコトを、高天原から高千穂まで道案内したと伝えられる猿田彦大神。物事に先立って道をひらき、人々を良い方へ導く「みちひらき」の神として、日本全国で親しまれている神様です。本作では、そのお姿を、月夜の竹林で神楽を舞う一場面として描きました。

猿田彦さんとの出会い

初めて猿田彦大神を意識したのは、令和5年、結婚30周年の記念に妻と伊勢神宮へお参りしたときのことです。道中で立ち寄った猿田彦神社で、「聞いたことのあるお名前だな」と手を合わせたのが始まりでした。

それからしばらくして、今年の夏、小樽の天狗山に神社があると知り、足を運びました。山頂の「天狗の館」には、天狗の顔をした猿田彦の面のレプリカが並び、山頂の天狗山神社にも猿田彦大神が祀られていました。「一度、猿田彦さんを描いてみたい」――その想いは、この山で生まれました。

旅の途中、山中で舞う神楽

どのような猿田彦さんを描こうか、いくつもラフを重ねました。いかつく、少し怖い人相の猿田彦は、よく見かける姿でもあります。少し違った猿田彦を描けないか――そう考えたとき、道案内の旅の途中を思い浮かべました。長い道のりでは、きっと疲れて、休むこともあったはずです。宿に泊まるような旅でもなかったでしょう。山の中でひと息ついたとき、猿田彦さんが自ら神楽を舞っていたら――。お顔は勇ましいままに、失礼ながら、神楽を舞っていただくことにしました。

舞の姿は、松前神楽から

神楽の姿の手がかりを探していた10月25日、小樽の龍宮神社で行われた御創祀150年の記念式典に参列する機会をいただき、そこで松前神楽を拝見しました。その舞を撮らせていただいた動画を何度も見返すなかで、顔を上げ、前かがみになる一瞬を見つけ、本作の舞の姿の参考にさせていただきました。

猿田彦大神は、天宇受売命(あめのうずめのみこと)と結ばれたとも伝えられています。画面の奥には笛を吹く巫女の姿を添えましたが、主役はあくまで猿田彦さんです。

月明かりの竹林で

夜、竹の隙間からこぼれる月明かりのもとで舞っている――そんな情緒のある場面にしたいと考えました。導きの神様が、静かな夜にひとり舞う姿を、ぜひ手に取ってご覧いただければ幸いです。

絵画作家 光日子(こひこ)

The Torikabuto Crown

猿田彦の舞で全国的にかぶられている、鳥の頭の形をしたかぶり物です。同じ名の草花に形が似ていることから、この名で呼ばれるといわれます。形はならいつつ、文様は自分なりに描いてみたいと考え、一つひとつ縁起の良い柄を選びました。

天覧神楽 鳥兜の頭部

鳥兜の頭部

神社の五色で彩る

鳥の目にあたる部分には、古い装飾にも見られる「三つ巴」。赤い頭には縁起の良い「宝尽くし」、緑のくちばしには「唐草」を入れました。

その下の冠には金の唐草を、内側の緑の部分には「七宝」を描いています。鳥兜全体は、神社でいう五色を使って彩色しました。

天覧神楽 鳥兜のひれ

鳥兜のひれ

ひれに重ねた三つの柄

兜のひれは、いちばん外側に「鹿の子」。その内側の赤い生地には、七福神宝船の弁財天の衣のために作った、古い蓮の葉の柄を持ってきました。

いちばん内側には、「青海波」を逆さにして鱗に見立てた柄を、五色で描いています。なかなかの柄に仕上がったと思います。

Kagura Bells & Fan
神楽鈴
神楽鈴
鶴と雲の扇
鶴と雲の扇

菊の御紋の鈴、鶴と雲の扇

手にした鈴は、神楽で使われる鈴を参考に描きました。「天覧神楽」という題にちなみ、鈴の柄には菊の御紋を入れています。

舞う扇には、七福神宝船の福禄寿に用いた鶴と雲の柄を使いました。

The Costume
立涌と七曜紋の装束
立涌と七曜紋
七宝の袴と高下駄
七宝の袴と高下駄

立ちのぼる縁起と、宇宙の文様

装束は、下から上へもくもくと立ちのぼる縁起の良い柄「立涌(たてわく)」。そのふくらみには、宇宙を表すといわれる「七曜紋(しちようもん)」を入れました。地の色は、猿田彦のトレードマークともいえるオレンジにしています。

袴は「七宝」。高下駄の鼻緒にも七宝を入れています。

The Moon & Cymatics
竹の間の月
竹の間からのぞく月
「楽し」のサイマティクス文様
「楽し」の文様

月明かりに重ねた「楽し」

サイマティクスとは、音を目に見える形にしたものです。言葉もまた形にすることができ、私はその形を、さまざまな作品に取り入れています。

本作では、月明かりのまわりに、「楽し(たのし)」という言葉のサイマティクス文様をうっすらと重ねました。「た」「の」「し」の三つの音から現れた形は、五角形でした。少し分かりづらいかもしれませんが、月のまわりの波紋に目を凝らしてみてください。

この五角形の文様は、神社の五色――緑・黄・赤・白・紫――で描いています。五つの角それぞれから三角形を描き、それらをつなぎ合わせて五角形にしました。五色をすべて塗り重ねてみると、色が混ざり合い、文様全体が不思議とオレンジ色に浮かび上がりました。オレンジは、猿田彦さんの装束の色でもあります。思いがけず、文様と装束がつながった瞬間でした。

サイマティクスとは →

Size & Display
天覧神楽 額装イメージ(外寸 縦492×横369mm)

額装イメージ(外寸 縦492 × 横369 mm)

額の外寸
縦492 × 横369 mm(A3・縦向き)
絵の見える大きさ
縦410 × 横287 mm
作品の大きさ
縦420 × 横297 mm(A3)
重さ
約1kg(目安)
額縁
デッサン額縁 MRN-D3042-B ゴールド・UVカットアクリル
印刷
ジクレー印刷(色あせに強い顔料インク)
天覧神楽 飾るイメージ(ホテルのラウンジ・和のお店の入口・和食店のカウンター)

飾るイメージ ― ホテルのラウンジ・和のお店の入口・和食店のカウンター

※写真は設置イメージです。作品画像の「© KOHIKO Fine art print」の文字は無断転載防止のためのもので、お届けする作品には入りません。

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