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毘沙門天(七福神宝船より)
七福神宝船より / THE SEVEN LUCKY GODS

毘沙門天Bishamonten

びしゃもんてん
勝運・厄除け・魔除け

鎧をまとった武神で、四天王の一尊として北方を守る守護神でもあります。厄除け・魔除けの力を持ち、勝運をもたらすとされてきました。

本作の毘沙門天は、約1年前に描いた龍を背にした毘沙門天像(「不退転の守護神(毘沙門天)」)のデザインをもとにしています。古い資料を集め、私なりに描き起こしたオリジナルの配色です。腕や脚の文様は、私独自の解釈で、直感のままに描きました。

宝船では、船の最も高い場所に立ち、手をかざして遠く行く先を見つめる姿にしました。厄除け・魔除け・勝運の神様だからこそ、船の行く先を絶えず見張り、悪いことが起こる前に先んじて確かめる――その役目がいちばんふさわしいと考え、船頭に据えました。勇ましく頼もしい姿で、乗る人みんなが安心して航海できるようにとの願いを込めています。

文様が多く、描き上げるまでにかなりの時間を要しましたが、納得のいく姿に仕上がりました。

鎧に描いた主な和柄

亀甲(きっこう)
胸の円い飾り。亀の甲羅をかたどった六角形で、長寿と吉祥の象徴とされます。
毘沙門亀甲
鎧の黄色い部分。三つの六角形を組み合わせた文様で、毘沙門天の鎧によく施されることからこの名が付いたとされます。
矢羽根(やばね)
胸の下の緑の部分。まっすぐ飛ぶ矢の姿から、目標に向かって突き進む縁起柄とされます。
菱(ひし)
赤い地の細かな菱形。繁殖力の強い菱の実にちなみ、繁栄を願う文様とされます。
獅子の面の帯留め
腹の前の金の面。魔を寄せ付けない守りの意匠です。

※ご利益や文様の意味は古くからの言い伝えによるもので、効果を保証するものではありません。

胸元の拡大 ― 亀甲・毘沙門亀甲・矢羽根・菱の文様
胸元の拡大 ― 亀甲・毘沙門亀甲・矢羽根・菱の文様
もとにした作品「不退転の守護神(毘沙門天)」(2025年)
もとにした作品「不退転の守護神(毘沙門天)」(2025年)
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