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フリーダム / 自由 | 光日子
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一点物 / ONE OF A KIND

フリーダム / 自由Freedom

制作年
2026年
サイズ
作品 518 × 695 mm(額装済み)
技法
デジタル絵画/ジークレー印刷(顔料インク・百年耐久)/額装済み
種別
一点物(ご依頼制作)/ 本サイトでは紹介のみ

※本作はご依頼により制作した一点物のため、販売は行っておりません。作品制作のご相談・お問い合わせは下記よりお気軽にどうぞ。

制作のご相談・お問い合わせ
The Story Behind

前職の頃、北見管内で大変お世話になった、水産業界のある先輩がおられます。仕事の進め方をいくつも教えていただき、お酒の席でも数え切れないほどお世話になった、私が心から慕う人生の先輩です。退職後、あらためて酒を酌み交わしながらこれからの道をお話ししたとき、「それなら俺にも書け」と声をかけてくださいました。最初はお酒の勢いかとも思いましたが、あらためて確かめると「いいぞ、書け」と。こうして生まれたのが、この「フリーダム / 自由」です。

直感が指し示したオオワシ

不思議なことに、ご依頼を正式に伺う前から、流氷の海に堂々と立つ一羽の鷲の姿が、直感的に心へ浮かんでいました。誰に言われたわけでもありません。当初は尾の白い「オジロワシ」かと思っていたのですが、調べてみると、心に浮かんでいたその姿はまさに「オオワシ」でした。導かれるように、この鳥を主役に据えることが定まっていったのです。

網走から望む、知床と流氷の海

先輩は網走にお住まいの方です。前職の折、網走の港から望む知床連山のあまりに素晴らしい景色を、私はいつも写真に収めておりました。その忘れがたい風景と、冬の厳しい流氷の海を舞台に選びました。凍てつく海の上に立つオオワシの背景として、これ以上の景色はないと感じました。

オオワシ ― 自由と、孤独なる品格

厳しい環境の中でも悠然と、その厳しさと向き合いながら生きてゆく。そしてときには、大きな翼で大空へと飛び立つ自由さも兼ね備えている。その品格ある姿に、私は先輩の生き方を重ねました。仕事に厳しく、筋を通される方。トップに立つ者ゆえの孤独もまた、私なりに少しは分かるつもりです。それでもなお、鷲が高い空から要所要所を見据えるように、周囲を包み、大切なところを見逃さない――そんな和の役割を、この一羽に託しました。名を「フリーダム / 自由」としたのは、壁のない空を自由に羽ばたける翼で、どこまでも自由に旅をし、楽しみ、そしてご活躍いただきたい――そんな願いからでございます。

天の川 ― 家族と過ごす夜のひととき

夜空にそっと描き添えたのは、天の川です。先輩は、静かな夜に佇み、ご家族とお酒を楽しまれる時間を大切にされていました。夜空の星を眺めながら、心ゆるめるひととき。その情景に寄り添うよう、きらびやかな夜の美しさを込めました。

うっすらと浮かぶ円 ― 「ありがとう」のサークル

画面にうっすらと浮かぶ円(サークル)は、私が今、制作の中心に据えている「音を周波数にしたかたち」――サイマティクスです。この音は「ありがとう」。感謝のサークルです。在職中はもとより、退職した今もなお変わらぬお声をかけてくださる、人生の先輩への心からの感謝を、この円に込めました。

羽を休める、安らぎの一枚に

作品は六十センチを超える大型で、自分でも迫力のある一枚に仕上がったと感じております。氷の上で鷲がふと羽を休めるように、この絵を眺めながら、ご家族とともに心安らぐひとときを過ごしていただけたなら――これに勝る喜びはありません。お納めしたところ、先輩にも奥様にもたいへん喜んでいただけたと伺いました。数え切れないほどお世話になった私にとって、こうした形でしかお礼のできないもどかしさを覚えつつ、独立間もない私に声をかけてくださったこと、あらためて深く感謝しております。どうぞお体をご自愛のうえ、ますますお元気でご活躍されますよう、札幌よりお祈り申し上げます。

絵画作家 光日子(こひこ)

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